知的障がい者30名程度の入所者のみなさんに陶芸を教えています。粘土で造形し、釉薬（ゆうやく）で彩色するといった工程ですが、集中力が続く30分くらいの時間を上手に利用して作業を進めていきます。手を使ってものを作るのは、楽しく、満足感もあるようで、みなさん熱心に取り組んでくれていますよ。みんなで泥んこになって、ものづくりをしていると、みんなともだちで、みんな仲間だという意識が自然に芽生えてくれるとうれしいですね。

窯入れは、私の方で、施設内に窯でやらせていただいていますが、中には、とびきりユニークな発想の作品もあり、私自身も学ばせてもらっています。

私は、幸せとは小さな喜びの積み重ねだと思っています。みなさんが、この陶芸を通じて小さな喜びを感じてもらえればと思っています。