MIKATA
053
佐藤行央さん
利用者 - 利用歴37年
62才
仕事:画家、自治会副会長+会計担当
絵は小さい頃から描いていました。父親が日本画の修行をして、家業か絵の道か迷った挙げ句、店を継いだ人だったので、絵を描くということが比較的日常にあったと思います。
交通事故で、両手が思うように使えなくなり、口にペンを持ち漫画を真似して描いたり、直線を引く練習をしていました。まさか、障がい者になってから、絵が売れるようになるとは思ってもいませんでした。絵を描くことで世界が拡がりました。好きな絵も描けますし、それを見て喜んでくれる人がいるということもありがたいことだと思っています。
小中学校にキャラバン隊として、障がい者の生活がどんなものか教えに行くことがあるのですが、その際にも絵がコミュニケーションのきっかけになってくれていますね。
<辛かったこと、悲しかったことは?>
“絵が思うように描けないとき(スランプ)。”
自分の好きなことができる。
障がい者になっても、
絵が描けることは、幸福です