MIKATA
028
田中菜々瑛さん
看護師 - 職歴9年
32才
仕事:食事介助、入浴介助、創傷処置、点滴管理、内服管理など。
慢性期の病棟で気をつけているのは、患者さんのために、自分でできることはなるべくしてもらうということです。車いすを自分で漕げるのに押して欲しいと言ったり、人を見て甘える患者さんには自分でやってもらいます。
ただし、やり過ぎると、今度は疲れすぎて食事もできなくなるといったことも起こります。その見極めが大切だと思っています。年を取ると、筋力の回復などは難しいのですが、不可能ではありません。退院間際にぎっくり腰になり、寝たきりが2週間続いた方がいました。もう、このまま退院できないのではないか? と心配していましたが、リハビリをやり直し1か月後には退院された方がいました。
人間の可能性を見せつけられた瞬間でした。
<辛かったこと、悲しかったことは?>
“自宅退院を希望されていても、現実は厳しく困難なとき。”
人を見て、甘える患者さんには、
自分でやってもらいます。
人間の可能性を信じています